YAMAHA ウクレレ No.150
2014年 09月 20日
ずいぶんと古いウクレレだ。何しろペグが木製でねじ込んである。最近は二段階ぐらい進化したギア・ペグが主流だが、これはウクレレの最も原始的な形だ。しかし鳴りはいい。音程もしっかりしている。
問題はペグだが、ぼくが中学生の頃初めて手にしたウクレレはこういうペグだったので、それほど抵抗はない。まあ多少合わせづらくはあるが、チューニングは苦にしない方だ。材は多分マホガニーかな。マホガニーもほしかったので買おう、と思って買って帰った。
帰って調べてみると、1960年代の製品らしい。コアロハほど鳴り響きはしないけれど、それでもずいぶん勢いよく鳴ると思ったら、トップはマホガニーではなくスプルースだった。あまり詳しくないけど、スプルースというのは白っぽいもんだと思っていたんだが、種類がいろいろあるんだろうか。
木製ペグでいいところは、ヘッドが軽いということだ。軽くて気軽に弾けて、疲れない。それにしても、ここに流れ着くまでに、いったいどんな人が、またどれだけの人が、これを爪弾いたのだろう。50年だもんな。
by pororompa | 2014-09-20 21:37 | こころの糧 | Comments(0)