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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 339】渡辺貞夫 / CALIFORNIA SHOWER semスキン用のアイコン02

  

2013年 07月 15日

e0006692_11514344.jpg 懐かしい。

 「フュージョン」と呼ばれる音楽が大嫌いだったぼくも、ナベサダのこの「カリフォルニア・シャワー」は好きだった。買って聴くほどではなかったが、巷ではよくこのメロディが流れていた。

 それでもこのLPは、35年前に手にしていたかもしれなかった。名古屋のジャズ喫茶「尾張屋」に通い始めた頃だった。何かの企画で曲名を当てる問題が出された。エリック・ドルフィーの有名なファイブ・スポットのライブ盤から、フルートの曲が流れた。「ライク・サムワン・イン・ラブ」。その曲名が頭に浮かんだが、もう一つ自信がなかった。手を挙げる人はいなかった。正解者に用意されていたのが、この「カリフォルニア・シャワー」のLPだった。マスターが、このジャケットを掲げた時の「惜しかった」という気持ちを鮮明に覚えている。

 その後、ぼくがこのLPを手にすることはなかった。もう一つ魅力が足りなかったのかもしれないが、何か悔しかったのもあると思う。今、35年の時を超えて、このLPがぼくの手元にある。6月に「ヤフオク」で手に入れた。まさか再び、針音でこのメロディを聴く日が来るとは思わなかった。

 この曲を聴くと、ジャズとはやはりかけ離れていると思う。むしろ、ハーブ・アルパートとかああいうインスト・ポップスに近い。メロディもアドリブも、ドレミファソラシドだ。この人の曲は案外そんなのが多い。でもそれも悪くはない。この人がパーカーを吹くより、こういう明るく単純な曲の方が、正直に言って魅力的だし、資質に合っていた気がする。本人もそれを感じていたのだろうか。

 この曲以外は、まあそれ風の、可もなく不可もない曲が並ぶが、その場面に嵌れば引き立つ曲なのかもしれない。運転中とかね。今日のような35℃もあるような休日に、エアコンの部屋に引きこもって聴くのも悪くはない。思い出の分を星半分加味しておこう。

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by pororompa | 2013-07-15 12:34 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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