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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 338】ART FARMER / PORTRAIT OF ART FARMER semスキン用のアイコン02

  

2013年 06月 30日

e0006692_16241972.jpg 今日はサッカーの応援に行けなかったが、久しぶりに勝ったようだ。ホームでの勝ち試合を見逃したのは残念だが、自分主催の集会の宣伝が遅れていたので仕方ない。

 「外れ」ばかりで気持ちがめげかけているLP買いだが、これはまあ、どちらかと言えば「当たり」の部類か。あまり話題になることはない地味な作品だが、もともとが地味な持ち味の人なので、この淡々とした味わいは好ましくさえある。

 地味さの一翼を担っているのはピアノのハンク・ジョーンズ。この人のトリオに「グレート」の名前をかぶせて売った日本のレコード会社の商魂もずいぶんだったが、そうでもしなければ売れ線に仕立て上げることは難しかろうとは思う。

 録音は1958年で、後にフリューゲル・ホーンに専念するアートも、ここではまだトランペットを吹いている。決して耳障りな音を出さず、バラードもアップテンポも破綻なく吹ききっていく。この時代のコンテンポラリーらしく、音もいい。

 ライナーが、英文ライナーの日本訳で、曲毎に本人の解説が付いているのはうれしかった。ライナーの日本訳には、今なら翻訳ソフトにでもかけたのではないと思うような支離滅裂の迷訳もあるが、これはしっかりした訳だ。選曲の訳や、自作の解説、曲の魅力などについて語っていて、語り口には人柄もしのばれた。

 自作のブルースがやや落ちるが、バラードはもちろんいいし、「ステイブルメイツ」や「バイ・マイセルフ」などの得意曲もうまく散らしてあって、楽しめる作品である。
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by pororompa | 2013-06-30 16:22 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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