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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 331】BOBBY ENRIQUEZ / WILD PIANO semスキン用のアイコン02

  

2013年 03月 30日

e0006692_1821662.jpg 年度の変わり目である。前任校に送った卒業のお祝いメッセージが思いがけず二十通も返事が返ってくる一方、今年のクラスからはあまり反応が無かった。まあしかしそういうこともある。とりあえずは短い休みで気分を変えていくことにする。パワーのある音楽を大きな音で聴こう。

 思いもかけずボビー・エンリケスの古い書き込みにコメントがあったので、これを思い出した。エンリケスはもう亡くなっているそうなので調べてみると、'90年代のことらしい。エンリケス自体が忘れられていて、記事も少なかった。

 映像向きというか、映像で見ないと今ひとつおもしろさが分かりにくい人だが、よく聴き直すと随所におもしろさがある。演奏で聴くと素晴らしいのに、動画はさっぱりおもしろくないことはジャズではよくある。というか、ジャズはあまり動画向きではないと思う。時には、気に入った商品の工場を見せられるような味気なさがある。しかし、この人は逆だった。

 レパートリーで勝負してほしかったと思う。いかにもジャズというスタンダード曲ばかりではなく、もっと、いろんなジャンルから、ハチャメチャな選曲でやってほしかった。

 この人は確か楽譜が読めなかったように記憶しているが、そういう話はジャズ界では珍しくない。もちろん読めた方がいいだろうが、即興音楽だから致命的な欠点ではないのだろう。しかし、それでもこの業界で生き抜いた「何でもござれ」的バカテクの凄まじさとおもしろさは爽快だ。

 このアルバムはベースがエディ・ゴメス、ドラムがアル・フォスターと一流所が付いていて、しっかり作られている感じだ。本気で売り出そうとした時期もあったのだろう。ゴメスのベースの音は好きではないが、この人のバックではあまり気にならなかった。ソロで弾きまくる3曲目や、いかにもこの人に合っていそうな「バイバイ・ブラックバード」もいいが、続く「ラウンド・ミッドナイト」で始まるモンク3連発もなかなかの熱演だ。そして最後の笑ってしまうほどの超急速のソロ「チェロキー」でアルバムは終わる。

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by pororompa | 2013-03-30 18:50 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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