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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 315】 THE ART FARMER QUARTET FEATURING JIM HALL / TO SWEDEN WITH LOVE semスキン用のアイコン02

  

2012年 06月 24日

e0006692_16322369.jpg かなり風変わりな響きの作品だ。1曲目からして変だ。3拍子に乗せてうねうねと、どこかとらえ所のないモーダルなメロディが流れる。耳慣れない奇妙な節回しだ。スウェーデンの民謡集だという話である。

 「ディア・オールド・ストックホルム」みたいなのを想像していたが全然違う。「日本の歌」で例えて言えば、「月の砂漠」みたいなのを想像していたら「ずいずいずっころばし」が飛び出してきたような感じだ。

 なんで1964年にこんなのを作ったんだろう。スウェーデンの演奏旅行の最後に、現地で気に入った歌を録音したということだが、現地で売ろうと思っていたのだろうか。アメリカで売れたとは思えない音楽だ。

 2曲目はちょっと哀調を帯びて、「ディア・オールド」に近い感じもしないでもないし、寂しげな3曲目も聴き慣れると違和感はなくなる。いや、3曲目はかなりいいぞ。このグループの、クールで素っ気ないような、それでいて抒情味のあるサウンドには合うのかな。

 4曲目がまたとりとめのない曲だ。5曲目が哀調を帯びたバラード。ラストがまた軽快で淡泊な風味のワルツ。明るいようでどこか寂しげだ。アルバム全体の統一感はありまくりだな。そして、今日の一日中雨が降り続く暗い天気にはぴったりと合っていた。

 変わった味わいのアルバムだが、この調べが妙に聞きたくなる日もあるかも。

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by pororompa | 2012-06-24 17:11 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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