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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 296】 SONNY STITT / SITS IN WITH THE OSCAR PETERSON TRIO semスキン用のアイコン02

  

2011年 10月 14日

e0006692_19382977.jpg 運動会の関係で変則的な休みだった。何も行事のない秋の休日、ジャズ喫茶「いーぐる」を経営される後藤雅洋氏の著書「ジャズ喫茶 リアル・ヒストリー」という本を読みながら、「我が家ジャズ喫茶」をのんびりと楽しんだ。

 失礼ながら、氏の著書ではあまり感銘を受けたことはない。本を書くほどの切れ味のある人ではないように見受けられる。ただ、好感が持てるのは、本人も謙虚にそう語っておられることだ。愚直とも言える語り口の中に、厳しいジャズ喫茶経営を積み重ねた人なりの、ジャズへの愛情とまじめな姿勢が感じられ、印象を少し改めた。

 考えてみると、青年期にジャズ喫茶に入り浸り、短いながら「レコード係」を体験させてもらったほどのジャズ喫茶好きだった自分が、はたしてこの数十年にどれだけそういう店に行ったか。地方都市では好みの店がなかっただけで、大都市なら違っただろうとは言えるが、やはりジャズ喫茶自体が時代の流れの中で過去のものになってしまっているのだろう。だが、こんな日はあの空間にまた身を浸したくなる。

 今日は、足腰は痛かったけど疲れはとれたし気分も良かったので、大きな音であれこれかけた。このスティットは若い頃買ったLP盤で、久しぶりに聴いた。スティットではこれが一番好きだ。パリを訪れ気分も高揚した中で、機嫌良くレコーディングしたそうだが、音もそんな感じで、明るく軽快、淀みなく歌が流れる。

 「捧ぐるは愛のみ」で始まり、アルトでパーカー・ナンバーを吹きまくるA面が特によい。バックは、ピーターソン・トリオ。サイドに回ったピーターソンは主役の時よりいい感じだし、エド・シグペン、レイ・ブラウンとくるならこれはもう言うことはない。久しぶりにLPのジャケットを手に取って聴くと、手触りが懐かしい。 
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by pororompa | 2011-10-14 21:07 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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