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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 292】 はっぴいえんど / 風街ろまん semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 19日

e0006692_21575593.jpg 細野晴臣の対談を読みながらこれを聴いたら、いつもより興味深く聞こえた。

 はっぴいえんどは一応大滝がメインのボーカルだし、細野も歌は苦手で、歌うつもりはなかったそうだ。だが、この作品で特に印象深い2曲、「風をあつめて」と「夏なんです」は、どちらとも細野が作曲し歌っている。サウンドだけでなく歌い方もジェームス・テイラーを研究したと、何かの本で語っていた。

 大滝は独特のアクの強いボーカルをここでは披露しているが、これもバンドに合わせたもので、本人の嗜好はもっと軽妙なものだったことは、本人の発言やこの後の作品群を聴けば分かる。

 思うにこのバンドは、詩を提供した松本隆の色が濃かったのではないか。「風街」というのも松本の趣味だったらしい。音的にも松本のドラム、この音がぼくは昔から好きだ。歌に合わせて繊細に変化するリズム。さすがに詩人の叩く太鼓だ。

 その松本の「お題」をもらって、若くぎらぎらした2人の才能があれこれと試す。表現し、あるいは実験する。独特の世界を持った詞が別の個性と溶け合って作品になる。それを飾るギターだけは誰でもよかったと思う。鈴木茂には悪いが。今聴くと恥ずかしくなるような作品もあるが、驚くほど斬新な歌も生まれた。

 飄々とした「夏なんです」は、息子も気に入っていた。「やつらがビー玉ぁ、弾いてるー」と歌っていたのが聞こえてくるようだ。歌そのままの、「ギンギンギラギラ」の「退屈」な夏の日だった。
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by pororompa | 2011-08-19 22:39 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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