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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 287】 RAY CHARLES & CLEO LAINE / PORGY & BESS semスキン用のアイコン02

  

2011年 06月 18日

【音盤的日々 287】 RAY CHARLES & CLEO LAINE / PORGY & BESS_e0006692_13162353.jpg 惰眠を貪ってしまった。起きたら9時だった。アンプに灯を入れたらこれが鳴り出した。そうだった。先週LPからCDに焼いたものだった。

 以前はよくしていたLPのCD化も、この頃はあんまりやらなくなっている。LPの方が音がいいし、取り込むのはいろいろと面倒だ。ただ、2枚組とか箱物はどうしてもおっくうで聴かなくなる。昔はよく聴いたこのレイ・チャールズの「ポギーとベス」を、急に手軽に聴きたくなり作ったものだ。

 ガーシュインの「ポギーとベス」は、MJQやローランド・ハナとジョージ・ムラーツなど愛聴盤が多い。曲がいいということかな。ただ、サッチモとエラのはいいと思わなかった。仰々しすぎて、2人の持ち味を損なっている。プロデューサーのノーマン・グランツのせいだろう。

 このレイとクレオ・レーンの作品も同じグランツの制作なので、そういう面はある。元々がクラシックの系列に入るオペラ作品なのだから、高尚にしようとしたのは分かる。ただ、時代もあるのかもしれないが、この作品はサッチモの盤よりずっと親しげだし、ジャズを感じさせる。

 ぼくはこれが発売された1970年代に買って、レイ・チャールズを初めてじっくり聴いたのだった。驚いたし、素晴らしいと思った。「ポギーとベス」の名曲群はすでになじみだった。その名曲の数々を歌うレイのうまさに惹き付けられた。クレオ・レーンも、曲によってはどうかなというのもあるけど「ストロベーリー・ウーマン」なんかではいい味出している。悪くない。

 この中のは他ではあんまり聞かない曲も入っているが、改めて思うのは「ポギーとベス」は有名曲以外でもいい曲ばかりである。軽快にスウィングする「A Woman Is A Sometime Thing」や「I Got Plenty O' Nuttin' 」は、レイに合っているし、カニ売りの行商の歌とか、シンプルなんだがそれだけにレイの凄さが出ている。もしレイ・チャールズや「ポギーとベス」のファンでこれを聴かれていない方がいたら、ぜひともお薦めしたい。

*YouTube Porgy & Bess (Ray Charles) A Woman Is a Sometime Thing

*YouTube Porgy & Bess (Cleo Laine) Strawberry Woman

by pororompa | 2011-06-18 13:54 | 音盤的日々 | Comments(0)