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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 282】 スガシカオ / TIME semスキン用のアイコン02

  

2011年 04月 23日

e0006692_23354954.jpg 晩飯を食いに出かける車の中でこのCDを聴いた。スガシカオにしたのは、昼間から見ていたYouTubeの続きだった。すると1曲目の「サナギ」がよかった。ファンキーな歌い出しからメロディアスなBメロへ、そしてサビへの展開が素晴らしい。リピートしてもう1回聴いた。

 晩飯は有名な餃子のチェーン店ができたというので行ったのだが、今はなくなってしまった中華屋の隣だった。以前よく行っていたその中華屋で、親子で中華飯だとか天津飯だとか食べたものだった。世間的に見るとうら寂しい店だったためか、いつも客は少なかった。愛想のいい主人の寂しい笑顔を忘れることができない。

 結局ぼくらが今日、その開店直後の満員の店で頼んだのも、中華飯や天津飯だった。味もあの店とそう変わらなかった。ぼくは、あの中華屋のおじさんはどうしているのだろうと思った。なぜだかちょっとすまないような、妙な感情がよぎった。厳しい時代である。19才の甥っ子も「解雇通告」を言い渡されている。みんなどこかで必死で生きている。

 帰りの車の中で、3曲目の「光の川」が流れた。「あ、この曲も入っていたのね。」と妻が呟いた。好きな歌なのだという。スガシカオのファンだった妻も、このごろは熱が冷めたようだ。この人自体が落ち目なのか、我が家で人気を失っただけなのか分からない。

 家に戻ってぼくは、このアルバムを聴き直した。2回繰り返して聴いた。昼間PVで見た「June」も入っていた。なかなかいいアルバムだった。「秘密」もよくできている。

 近作を見ると、ぼくなどは歌がどうとか言う前に、ジャケットの青い唇のどアップを見ただけで逃げて行きたくなってしまう。でもスガシカオも、創作者としてあれこれ模索しているのだろう。苦しみというのとは違うかもしれないが、歯ぎしりや悶えはあるだろう。彼にとってはもう過去の作品となったこの「TIME」のよさに、ぼくは今日気付いた。
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by pororompa | 2011-04-23 23:40 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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