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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 277】 THE MODERN JAZZ QUARTET / DJANGO semスキン用のアイコン02

  

2011年 03月 06日

e0006692_16304025.jpg 毎年のブログを見ると、3月第1週の週末はまだ仕事に取りかからず休養していることが多いようだが、今年は転勤の可能性を考えて早めに取りかかっている。今日は成績一覧を作り、文集作りに取りかかり、校内放送の準備をした。

 音盤の方は2月の終わりはクラシックを集中的に聴いた。その延長で久しぶりにLPを聴いて、また、針の掻き出す瑞々しいアナログの音に、今さらながら深い衝撃を受けた。MJQの「ヨーロピアン・コンサート」だった。思わず聴き込んでしまう音楽が、そこで鳴っている。便利なCDをメインに聴いて二十年も経つのに、ついぞ捨てる気にならなかった、それどころか、一度もデジタル音に負けることはなかったその音だ。

 このプレスティッジの「ジャンゴ」は、あまり好きではない盤だった。アルバムを聴いた時、なぜ好きか、なぜ嫌いか、その理由はよく分からなくても、その印象は聴いた時に即時、明確に出る。そしてその印象が変わることは、滅多にない。

 ところが今日、この盤のB面を聴き終えた時、このアルバムもいいと初めて思えたのだった。そうか、A面が好きではなかったのだ。ややテンポの遅い「ジャンゴ」は、「ピラミッド」や「ヨーロピアン・コンサート」の方がいいし、「ラ・ロンド」や「ワン・ベース・ヒット」も面白くない。でもB面のしっとりした歌物はなかなかよかった。

 もう少し生活にゆとりが出てきたら、LPをじっくり聴こうと思っている。所詮デジタルのデータは、データでしかない。形は、在って無いようなものだ。今のmp3化やオンライン購入などで、より本質が見えてきた。

 時々、低いうなり声が聞こえる。うなり声? MJQにうなり声が聞こえることにぼくは初めて気付いた。ミルト・ジャクソンだろうか。いや、映像で観ると口をもぐもぐさせているジョン・ルイスではないだろうか。MJQの音楽も、ノイズを取り去った「きれいきれい」の音楽ではない。取り澄ましたように見えるジョン・ルイスの、生々しくて厳しい創造の瞬間の呻吟を聞いたような気がした。
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by pororompa | 2011-03-06 17:00 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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