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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 265】 原由子 / 東京タムレ semスキン用のアイコン02

  

2010年 08月 26日

e0006692_1952940.jpg 「教員免許更新」というのに引っかかって、大学で五日間講習を受けた。受けている方も授けている方も首傾げながらやっている講習だったが、ま、それなりに面白みはあった。で、最終日に近道して行ってたら、思いもかけず「ブック・オフ清武店」というのを発見。宮崎市内にブック・オフは3軒と思っていたけど、もう1軒あったのね。

 ということで早速帰り道に寄ってきた。例によって廉価盤の山から5枚ほど掘ってきたが、その中で一番の掘り出し物がこれかな。原由子の、昭和歌謡曲のカバー・アルバム。何と言っても、「愛のさざなみ」「学生時代」「いつでも夢を」の3大名曲を選んでいるという時点で、前からずっと気になっていたアルバムだ。と言っても、旦那の桑田があんまり好きじゃないのよね。したがってサザンも。だからこの人もあんまりなじみはない。今日は500円でご対面、ということで、迷わず買ってきました。

 何と言っても選曲がいいね。カバー・アルバムは選曲のセンスがものを言うけど、このアルバムはその点が抜群だ。桑田があんまり好きじゃないと言ったけど、何かでカバーばかり歌っているのを聞いたことがあって、その時の選曲センスの良さに驚いたことがある。日常的にそこら辺がよく分かっているご夫婦なのね。

 上の3大名曲の中では、「愛のさざなみ」はまあ本家を凌ぐものではないけど、「学生時代」が素晴らしい。もう感動的に素晴らしかった。ぼくは子どもの頃からこの歌が大好きで、ペギー葉山のあのバージョンではこの歌の魅力を表しきっていないといつも思っていたのだけど、やっとこの歌の決定的なカバーを聴いた思いだ。ウッドベースに生ギターを絡ませた簡素で粋なアレンジに、ちょっと舌足らずなかわいい声が乗り、そこに男性コーラスが絡む。最高の解釈、最高の仕上がりだ。よくぞやってくれました。

 「いつでも夢を」もなかなかいい。本歌そっくりのアレンジで、桑田が橋幸夫の役でまじめに歌っていて、それが逆に遊び心たっぷりな感じになっているし、本歌に対する敬意さえ感じられる。

 それ以外では、由紀さおりの「生きがい」、これが抜群のできだ。これ昔から好きだったけど、渋谷毅の作曲だったのね。「手紙」の後に出たヒット曲で、別れた人は今頃何をしているだろうと思い出す歌だ。「ああ、あなたと別れた今でも ああ私はあなたと生きているの」という歌詞に、明るい長調のメロディが乗って、いっそう情感が強まる。さすがジャズマンのセンス。「お母さんといっしょ」から浅川マキまでこなす渋谷さんの才能を、また見た思いだ。

 他には、加藤和彦の「花のように」などというのも泣かせる。そして日野てる子の「夏の日の思い出」、黛ジュンの「天使の誘惑」など、「そこきた!」という曲が並び、最後まで飽きさせない。同じ棚にもう1枚並んでいたので、宮崎近辺で欲しい人は急ぐべし。
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*You Tube 原由子 「生きがい」

by pororompa | 2010-08-26 21:01 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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