ぽろろんぱーぶろぐ

pororompa.exblog.jp

ブログトップ | ログイン

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 259】 ザ・ナターシャー・セブン / 陽気に行こう。 semスキン用のアイコン02

  

2010年 05月 17日

e0006692_22263395.jpg 「人生の危機」という言葉を昨日使ったが、今、郷土に猛威を振るっている口蹄疫こそ、畜産農家にとって「人生の危機」そのものだろう。あまりにも悲惨すぎて直視できない。戦場のようなむごたらしさだ。政府も重い腰をあげたか、今日ヤフー・トップに「首相、1000億円投入を指示」と出ていたが、本当ならば結構なことだ。あの水害の時にいただいた一時金やカンパがどれほどありがたかったか。今我が家は厳しい状態なので金を出す余裕がないのが残念だが、国民一人が1000円カンパするに匹敵するこの額が、本当に苦しんでいる人に早く届いてほしいと思う。

 久しぶりにギターを爪弾いていたら、「今宵恋に泣く」という古いカントリーが口をついて出てきた。確か以前に「忘れていた歌」という題で書いた歌だ。原曲を世界中のアマチュアの人が歌っているのをYouTubeで見たりしている内に、ナターシャー・セブンのバージョンが聴きたくなった。「107ソングブック・シリーズ」の中のこのアルバムに入っている。

 このアルバムは、高石ともや達がアメリカのカントリーの古典的グループ「カーター・ファミリー」のナンバーを日本語にして歌ったものを集めたものだ。タイトル曲の「陽気に行こう」は「Keep On Sunny Side」、大恐慌の時に人々を励ますために作り歌われたものだという。落ち込んでいる時にこんな陽気な曲を歌ったりする心境にはならないと思うが、そこがアメリカ人と日本人の感覚的な違いか。

 「この世であなたと私、会わなけりゃよかったわ~」と歌い出すその「今宵恋に泣く」、YouTubeで見た中では、このオッサン達の歌がなかなかいい。犬がそこらを走り回ったり。ここにならぼくも、弾きながらすっと入って行けそうな気がする。

 その次の有名な「柳の木の下に」(歌詞と曲の紹介サイト)、これも歌詞だけ見るとなかなかすごい内容である。「心変わりを今さら責めないけれど 愛し続けた真心を 伝えてほしい 柳の木の下 土の下で眠ります その木の陰で あの人は 泣いてくれるかしら~」。まるで恨み節だ。だが、曲が日本人から見ると異様に明るい。この明るさが妙に哀しくていいのである。ぼくはこれを「アメリカ演歌」と勝手に呼んでいる。

 B面では「わらぶきの屋根」がいいね。「思い出にふと振り返るわらぶきの屋根~」。そういやこの盤、子どもたちが小さい時ずいぶん聴かせたわ。多分今でも歌えるんじゃないかな。「海の嵐」とか「ワルツを踊りましょう」とかね。家がピンチになって久しぶりに家族の絆を感じたけど、こんなのを小さい時から歌っていた毎日だったな、田舎の村では。
e0006692_2355854.gif 

*YouTube The Carter Family- Bury me under the Weeping Willow Tree

by pororompa | 2010-05-17 23:12 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(4)

トラックバックURL : http://pororompa.exblog.jp/tb/12658534
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by owariya 1975 at 2010-05-23 13:25 x
口蹄疫の惨状には目を覆いたくなるね。
政府の補償はあるとはいうものの、すべての財産を失った畜産農家の気持ちは計り知れない。
松阪牛も、けっこうな数の子牛が宮崎から来ていたと初めて知った。
Commented by pororompa at 2010-05-23 19:54
経済的にも精神的にも物理的にも、どうするのだろうという所まで来ていますよ。JFLの試合なども延期になりました。これが九州、本州と広がれば大変なことになりますね。出口の見えない暗いニュースです。
Commented by owariya 1975 at 2010-05-25 14:56 x
織部の夫の父親が獣医で県の職員なんだけど、現在ワクチン接種のために宮崎へ出向いています。
なんでも、全国から獣医が70人ほど掻き集められたらしい。
Commented by pororompa at 2010-05-25 22:20
これがまたつらい仕事らしいです。いろいろ聞くだけでつらい噂が流れています。ご苦労様です。