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semスキン用のアイコン01 猫不完全敷地内飼いの試み、或いは「猫庭ノスゝメ」 semスキン用のアイコン02

  

2010年 05月 05日

 ネットを見ると、猫の完全室内飼いを勧めているサイトが多いが、やむを得ないことと書いているならまだ分かるけれど、「猫の習性からは何も問題ない」としたり顔に書いてあるサイトばかりでうんざりする。「お前ら、猫に聞いてみたんかあ!」と言いたくなる。風に吹かれてこそ猫、草に紛れ、土を踏みしめてこそ猫である。ぼくはそう思う。せめて、猫にすまないという気持ちぐらいは持っていてほしい。

 2匹が地獄から生還し、外に出さないことに決めた時から、「猫庭作り」を構想していた。庭を完全に網で囲って、室内から連続した空間にするのである。それがこの連休で完成した。猫も飼い主も大変楽しいので、これから作ろうという人のために書いておくことにする。
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 まず、ホームセンターで1m×50m、網目1.5cm程度の網を買ってきた。3500円ぐらいだった。1.5mのものもあったが、値段が倍ぐらいするし、50mも要らないので、1mを2段にすればいいと思ったのだ。

 まず試験的に高さ1mで張ってみた。猫の運動能力は知りすぎるぐらい知っている。1mぐらい軽く跳ぶし、どれだけ高くてもあっという間に駆け上ってしまう。何年か前隣の畑を管理している老人が、猫対策で周りを網で囲んだが、あっという間に侵入された。太い杭に上られたのだ。それにぴっちり張りすぎたり、網目が細かすぎるのもよくない。柱は細くして、網は頼りないぐらいの方が足場がなくてよいのではと思って試してみた。e0006692_14154978.jpg
 元々野良で生きてきた母猫のモモは、あらゆる所を調べて出られそうな場所を探す。無邪気な子猫のダダは、「けっこう楽しいよ!」とばかりに母猫に跳びつくが、出られそうで出れないのにいらいらしているモモに怒られてばかりだ。1mしかなくても頼りない網では足場がないのか、無理に越えていこうとはしない。でもいつまでもじっとはしていないだろう。

 昨日の様子で手応えを感じたので、今日は本格的にもう1段上を張ってみた。重なっている部分もあるので、高さはおよそ1.7m。下はペグが足りないので、煉瓦を並べた。ダダに1回、モモに1回、計2回脱走されたが、「想定内」の個所だったので驚きはなかった。慌てて修復したその個所は、網と網の継ぎ目や、それに、家との境。弱いなと思っていた所を、パズルを解くように抜けていく。猫もたいしたものだ。

 ようやくモモも落ち着いてきて、イスで眠ったりし始めた。ダダは「喜び庭駆け回る」と、歌のようなはしゃぎぶりだ。これはいい。天気もいいし、コーヒー飲んだり、昼飯食ったり。猫を閉じこめて庭に出ても、猫に申し訳ないような気持ちがしてさっぱり楽しくなかったが、一気に庭が楽しくなった。猫ももちろん楽しんだだろうが、猫を出してみて何よりもよかったのは、猫ではなく人間のストレスがなくなったことである。それまでおちおち開けておれなかったサッシも、さあっと開けることができる。気持ちいい。
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※追記
 この猫囲いは、度重なる脱走にあい、約1年で撤去。ゴルフ練習場のように、上もネットで塞げば、うまくいくと思う。

by pororompa | 2010-05-05 14:37 | 駄猫列伝 | Trackback | Comments(10)

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Commented by owariya 1975 at 2010-05-11 13:41 x
ドッグランならぬキャットランですね。都会のマンションで飼っている愛猫家がこれを見たら、さぞ羨ましいことでしょう。
Commented by pororompa at 2010-05-11 21:37
ドッグランというのがあるんですか。親猫の方には何度か脱走されているので、改良中です。子猫の方は楽しみにしている様子が目に見えて分かります。自分が囲い込まれているような感じもしますが、ここで茶を飲むと格別です。
Commented by カホゴ飼い主 at 2013-09-22 17:59 x
はじめまして。突然の過去記事へのコメント失礼します。
私は2匹の猫を飼っていて、1匹が野良猫出身なのですが、病気などの心配と、猫を自由にさせてあげたいという葛藤から、完全敷地内飼いを思いつき、ネットで調べたところ、こちらの記事を見つけました。
「風に吹かれてこそ猫、草に紛れ、土を踏みしめてこそ猫である。」という文に強く共感しました。
数少ない完全敷地内飼いの貴重な記事として、参考にさせていただき、今年の1月にわが家でも、完全敷地内飼いの庭が完成しました。
時間が経ってしまいましたが、久しぶりにこちらのブログに再会したので、思わずコメントさせていただきました。
ありがとうございます。
当方のブログの左上に完全敷地内飼い計画のバナーがありますので、よろしければ、遊びに来てください。
最近は猫ちゃんはいかがお過ごしですか?理解のある飼い主様のもと、幸せに暮らしていることを願っています。
Commented by pororompa at 2013-09-22 23:22
「カホゴ飼い主」様、本当に「完全敷地内飼い」を実現されたとおっしゃっているのに驚き、早速貴ブログにお邪魔して、「完全敷地内飼い」の全記事を楽しく拝見しました。
結局「不完全」に終わった我が家と違い、今もうまくいっておられるようで、自分のことのようにうれしく感じました。猫達と過ごす庭は、どこよりも楽しいことでしょう。何より当の猫ちゃん達が、とても楽しげな表情で写っていますね。
我が家のモモとダダの親子と、クロネコのヤマトの3匹も幸い元気に暮らしています。でも交通事故に遭わないか、また心ない人にいためつけられないは毎日心配ですね。

これからも時々、シロちゃんとチロちゃんの庭を覗きにいこうと思います。楽しい書き込みありがとうございました。
Commented by カホゴ飼い主 at 2013-09-24 07:56 x
再コメント失礼します。
完全敷地内飼いの全記事を読んでくださったとのこと、ありがとうございます!
家の中では退屈そうにしている猫たちも、庭では本当に生き生き、楽しそうに過ごしています。
「家の中でも問題ない」とは、この猫たちの生き生きした表情を知らない方なのでしょう。
猫ちゃんたちが元気とのことで、良かったです。以前に飼っていた猫は、出入自由で18年生きました。事故や虐待などの危険があり、猫たちが生きにくい世の中ですが、モモちゃん、ダダちゃん、ヤマトちゃんが無事で、いつまでも元気で暮らせることを願っています。
Commented by pororompa at 2013-09-24 22:34
ありがとうございます。
事故の心配なく、戯れることのできる庭を持つシロ君とチロ君も、希有の幸せ者だと思います。
Commented by キッシー at 2014-04-25 14:50 x
過去記事にコメント、失礼いたします。
我が家にも野良出身が2匹おり、家の中だけではあまりに不憫で、日々頭を悩ませておりました。
一昨年前、ポロロンパ様と同じく、1.7mの木製フェンスで庭を囲う試みをしたのですが、あっさり飛び越えられてしまい、再び悩ましい日々を送ってきました。
再挑戦を胸に、同胞を探し、こちらにたどり着くことができました。
まず、冒頭でポロロンパ様がおっしゃっていること!猫の完全室内外についての安易なすすめについて、本当にそうですよね!
私もすっと、悶々としていたので、すごく共感し、嬉しかったです。
狭い部屋やゲージに閉じ込められている猫たちを想像すると、ほんとうに辛いです。ノらちゃんの方が幸せかも、と思います。
もっと猫の習性を知ってほしいです。
こちらのブログをみて、勇気をもらいました。
再挑戦がうまくいきましたら、また、報告させてください。
ありがとうございました。

Commented by pororompa at 2014-04-26 01:23
キッシー様
私の方は失敗に終わりましたが、ここに書き込みをくださった「カホゴ飼い主」様は、「完全敷地内飼い」に成功されたようですので、サイトを覗いてみられてはいかがでしょう。
Commented by pororompa at 2014-04-26 01:35
失礼しました。もう既に行かれていたのですね。幸せそうな猫達で、いつ見ても楽しい気分になれますね。
Commented by キッシー at 2014-05-11 10:43 x
ありがとうございます。
カホゴ飼い主様の猫庭、本当に憧れてしまいます。
本当に幸せ者な猫ちゃん達ですね!
囲いの設計図を載せてくださっているので、そちらを参考になんとか作ってみたいと思います。